ゲシュタルトとは

ゲシュタルト療法は、1950年代アメリカ西海岸(エサレン研究所)にてパールズ夫妻によって築き上げられた心理療法です。

「ゲシュタルト」とは、思考・感情・身体の感覚を「統合」すると言う意味をです。

 

「今、ここ」で起きていることに焦点を当てるところに特色があります。

 

ゲシュタルトセラピーは、内省よりもクライエントの動的な気づきを援助し、ライフサイクル全てを通しての成長、成熟により焦点を当てます。

 

主な技法としての「エンプティチェアー」(空の椅子)は、NLP心理学のテクニックとしても使われています。

 

「気づき」のアプローチとは

ゲシュタルトのアプローチとは、「気づき(自覚する)=アウエアネス」を通して本来の自分を取り戻し、自己成長を促すことを目的としています。

気づきの3つの領域

パールズによれば、個人は3つの自覚の領域を持っています。

内部領域の気づき

内部領域の気づきとは、簡単に言えば「からだ」の気づきのことです。
水分が欠乏すると「喉が渇く」とか、筋肉が疲労すれば「肩が凝る」などの‘からだのサイン’に気づきます。
また、呼吸に意識を向けると、鼻で、またはお腹で呼吸していることに気づきます。

さらに、内部領域の気づきのもう1つの特色は、心、気持ち、感情、気分と呼ばれている精神領域の気づきです。

ゲシュタルト療法では、身体と精神を分けることはありません。
心で感じたことは身体に表れるからです。嬉しいと心で感じた瞬間に笑顔として身体に表れます。

このような意味で「からだ」とは、身体=精神なのです。

外部領域の気づき

外部領域の気づきとは現実の世界にコンタクトすることです。人は、皮膚という境界線で「私=内部領域」と、外部領域(外の世界)に分けられています。

そして、内部領域の欲求(水分、栄養、酸素)を満たすために目で見る、耳で聞く、鼻でかぐ、舌で味わう、皮膚で触れる、という5つの感覚機能を使って、外部領域=現実の世界にコンタクトする必要があります。

同じように。精神的な欲求を満たすためにも、外部領域=現実の世界にコンタクトしなければ欲求は満たされることがありません。

人との会話(視覚・聴覚など)、愛情を求める(視覚・聴覚・触覚など)など、五感を総動員しなければ満足感を味わうことが出来ません。

中間領域の気づき

中間領域の気づきは知的知識、思考世界の気づきのことです。
人は進化の過程で脳の機能を飛躍的に発達させてきました。特に考えることが出来る動物となりました。

思考プロセスは物事を善か悪か判断したり、合理的に判断したり、客観的に考えることに役立ちます。

また、パールズは、「脳の機能は、現実について想像することができる」ということも指摘しています。そのため中間領域を「想像の領域」とも表現します。

3つの気づきの領域のバランスが大切

現代人は知識に頼りすぎて自己を見失ってしまう傾向もあります。そのために3つの気づきの領域のバランスが大切になってきました。

3つの領域の気づきに意識が向くようになると、新しい自覚が生まれます。

自分が「今-ここ」において、現時点で何をしているのか、自分に何が起きているのか、に気づくようになります。

ここから自己への洞察が深まっていきます。

魂Reセットのゲシュタルト療法

エンプティチェア

エンプティチェア(空のイス)に気になる相手や自分自身をイメージします。

誘導に従って、身体の感覚に敏感になって言葉にしながら、深いところに押し込めた感情を解放し、囚われている思考に気が付いていきます。

また、葛藤している自分自身と対話することにより、自分自身を俯瞰してみることが出来、自己理解が深まるから、心が軽くなり新しい自分になるためのヒントが得られます。

マインドフルネス瞑想

マインドフルネス瞑想は、3領域(外部領域、思考、感情)に意識が動いている事に気が付くために有効な手法です。
3つの領域にバランスよく居られるようになることは、心の健康のために大切です。
必要な方には、マインフルネス瞑想の練習をします。

また、ヴィパサナ瞑想を通して自分の心や動作をよく観察するという体験をご提案する場合もあります。

瞑想と聞くと「心を無にする」印象がありますが、ヴィパッサナー瞑想はそうではなく、自然といろんなものに移りゆく心をありのまま見つめることによって、「いま、ここ」に集中するします。

そして、ありのままで良いという感覚を取り戻し、先の心配や不安感が減って、幸福感が増します。