インナーチャイルドと出会う①
母としての私、私としての私
恵美(えみ)は39歳、3歳と1歳の男の子を育てる専業主婦だ。子供を持つまで『女性も仕事を持って自立していなければいけない』と強く思っていた。だから、ギリギリまでがんばったが、ワンオペ育児と仕事の両立で身体を壊し、仕事は辞めざるえなかった。
何事にもがんばろうとする恵美は、仕事と同じように母親業も一生懸命だった。そして、「完璧にやりたい、やれるはず」と信じていた。
しかし、実際には思った通りにいかずに悩んでいた。
下の子が夜泣きをすると苛立ちが抑えられず、強い口調で叱ってしまう。寝不足のまま迎える日常は、兄弟げんかが絶えない。
男兄弟のいない恵美は、男の子の行動パターンが理解できない。

仕事はがんばれば終わるし、評価される。それとはまったく違う終わりのない家事と育児に寝不足の日々が続き、イライラでどうにかなりそうだった。「こんなにもがんばっているのに・・・」と泣きたくなることもあった。
子供のことは愛おしく可愛い。けれども度々、怒りに駆られて声を荒げてしまうのはどうしてだろう。
寝顔の子供たちを見ると心が締め付けられるようだった。
振り返れば都会で働くキャリアウーマンだったころも、内心はいつも疲れ果てていた。仕事は望んだ通りのポジションを得ていたが、どこか満たされない。
そして、人間関係ではいつも同じようなパターンで悩まされていた。
なぜかお局的な先輩から嫌われてしまうのだ。
恋愛では頼りすぎて破綻したり、相手を優先しすぎたりする。その結果、恵美はどこにいても孤独を感じていた。

結婚して子供を授かってやっと得た自分の居場所なのに・・・母親として失格だと思う気持ちが膨らみ、努力や頑張りで補いきれない自分の中の欠落した部分を恵美は感じていた。
「どうして私は、こんなにも生きづらいんだろう?」
そんな思いでモヤモヤしながら、恵美はふとインターネットで「ヒプノセラピー」という言葉に出会った。「潜在意識にアクセスする」と書かれた説明が、なぜか心に響いた。
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そのあとも、たまたま読んだ雑誌に「潜在意識と子育て」という特集記事があった。その中で「子どもを叱るとき、自分自身の幼少期の記憶が関係している場合がある」という一文が目に留まった。
それから、潜在意識というキーワードが気になり、ここに私に必要な大切なヒントがあるかもしれないと思った。
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恵美のように生きづらさを感じている方は、家庭だけでなく仕事や恋愛でもお悩みを感じています。
仕事や恋愛は、傷つき疲れても自分の意志で離れることができますが、子育てから逃げることができません。
子供なので相手のせいにもできず、苦しみ、自分自身と向き合うことになります。
そんな苦しみを解消するためには、目の前のトラブルを何とかしようとするより
潜在意識にある記憶や思い込みを整理することです。
というのも
潜在意識にある記憶や思い込みが人生を形作っているといっても過言ではないからです。
恵美の場合は、
『女性も仕事を持って自立していなければいけない』
「わたしは完璧にやりたい、やれるはず」
それから
「わたしは男の子を理解できない」
という思い込みも持っていそうです。
そして、それらの思い込みを作った過去の経験があります。
それらを整理していくことで、どんなふうに恵美が変わっていくのか楽しみにしていてください!


